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【発疹】 赤い発疹が出てるけど熱なし・かゆみなし

子どもの赤い発疹が
出ているけど熱なし・
かゆみなしで考えられる原因

子どもの赤い発疹が出ているけど熱なし・かゆみなしで考えられる原因子どもの体に赤い発疹が出ると「病気ではないか」と心配になる保護者の方は多いでしょう。発疹は感染症やアレルギーに限らず、一時的な皮膚の反応や生活習慣の影響でも起こることがあります。特に「熱なし・かゆみなし」の場合は重症なケースは少ないですが、いくつかの可能性を知っておくと安心です。

血管の反応による一時的な赤い発疹

発熱なし・かゆみなしの場合

皮膚の血管は気温の変化や外からの刺激に反応して拡張することがあります。たとえば、入浴後や運動後に赤みが出たり、寒暖差で肌に一時的な斑点が出たりするのはよくある現象です。これらは血流が一時的に増えることによる自然な反応で、数時間以内に消えていくことがほとんどです。発熱やかゆみを伴わず、短時間で消える赤みは心配いりません。

皮膚の乾燥や刺激による
赤み

子どもの肌は大人よりも薄く、水分を保持する力が弱いため、乾燥や衣類の摩擦、よだれや汗などの刺激で赤い発疹のように見えることがあります。特に冬場の乾燥シーズンや、汗をかきやすい季節にはこうした発疹が目立ちやすくなります。かゆみがない場合でも、皮膚のバリア機能が弱まっているサインなので、入浴後に低刺激性の保湿剤を使用し、肌を守ることが大切です。

薬の副作用や一時的な
体調変化の可能性

まれに薬の副作用として発疹が出ることがあります。抗生物質や解熱鎮痛薬を内服後に赤い発疹が出てきた場合は、薬疹の可能性も否定できません。ただし、薬疹はかゆみや全身の広がりを伴うことも多いため、熱がなくても注意が必要です。

また、ウイルス感染後に免疫反応として赤い発疹が一時的に現れることもあります。体調の変化とあわせて観察し、発疹が広がる・長引くといった場合には当院でご相談ください。

子どもに発疹が出るときに
考えられる皮膚の病気

突発性発疹

突然の38℃以上の高熱と、熱が下がる時に現れる全身の発疹が特徴的です。
生後半年~2歳くらいのお子さまによく見られます。
熱性けいれん、脳症・脳炎を合併することもあります。

主な症状
  • 突然の38℃以上の高熱(3日ほど続く)
  • 熱が下がる時の全身の赤い発疹(かゆみはない)
治療法

安静・小まめな水分補給に努めながら、自然治癒を待ちます。
必要に応じて、解熱剤を使用します。

溶連菌感染症

突然の38℃以上の高熱とのどの痛みのあと、全身に発疹が現れます。

主な症状
  • 突然の38℃以上の高熱
  • のどの痛み、腫れ
  • 全身の発疹
  • 舌に赤いブツブツができることも(いちご舌)
治療法

抗菌薬の使用により、発熱は数日以内に、発疹は1週間以内に治まります。症状が引いてからも、処方された抗菌薬は最後まで飲み切りましょう。

手足口病

手・足・口に水ぶくれ状の発疹が現れます。
1~5歳のお子さまに、夏場によく見られます。

主な症状
  • 手のひら、足の裏、口内などの水ぶくれ状の発疹
  • 口の発疹の痛みにより、飲めない・食べられない
  • 38℃以下の発熱を伴うことも
  • 肘・膝・お尻に発疹が出ることも
治療法

安静・小まめな水分補給に努めます。発疹は通常、1週間以内に治まります。口内の発疹が痛む場合は、刺激の強い食べ物・飲み物を控えましょう。

ヘルパンギーナ

突然の38℃以上の高熱、口・のどの奥に小さな水ぶくれ状の発疹が特徴的な感染症です。
例年、6~7月頃に流行します。

主な症状
  • 突然の38℃以上の高熱
  • 口やのどの奥の水ぶくれ状の発疹
  • 発疹に伴う痛み
  • 食欲不振、倦怠感
治療法

安静・小まめな水分補給に努めます。通常、発熱は数日以内に、発疹は1週間以内に治まります。
必要に応じて、解熱剤・鎮痛剤を使用します。

とびひ(伝染性膿痂疹)

皮膚にできた小さな傷に細菌が入り込み、赤み・かゆみを伴う水ぶくれとして発症します。感染力が強く、水ぶくれや破れることで、短期間で全身へと広がります。

主な症状
  • 赤み・かゆみを伴う水ぶくれ
治療法

発疹が全身に広がる前に、できるだけ早く受診してください。症状に応じて、抗菌薬・かゆみ止めなどを処方します。患部はガーゼなどで覆い、感染の拡大を防ぎます。

水ぼうそう(水疱)

強いかゆみを伴う発疹が全身に見られます。水痘・帯状疱疹ウイルスは感染力が強く、空気感染します。
発疹は、赤み→水ぶくれ→かさぶたと変化していきます。
なお水ぼうそうは、ワクチンの接種により発症や重症化のリスクを下げることができます。

主な症状
  • 強いかゆみを伴う赤み・水ぶくれ・かさぶた
  • 38℃前後の発熱
  • 倦怠感
  • 食欲不振
治療法

抗ウイルス薬の内服を行います。発疹の出現後、48時間以内の内服が有効です。
必要に応じて、かゆみ止めを処方します。

伝染性紅斑(リンゴ病)

両頬が、リンゴのように赤くなります。また、手足に網目状の発疹が見られることもあります。

主な症状
  • 両頬の赤い発疹
  • 手足の網目状の発疹
  • 微熱・鼻水・咳などの風邪症状を伴うことも
  • 筋肉痛・関節痛
治療法

頬の赤みが出ている頃には感染力がほぼ失われており、特に治療の必要はありません。かゆみが強い場合には、かゆみ止めを処方します。またかゆみは、日光に当たったり入浴・運動などによって温まると悪化するため、ご注意ください。
通常、発疹は1週間以内に治まります。

じんましん

皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、強いかゆみを伴う発疹が現れます。
数時間から1日以内に消えるのが特徴ですが、繰り返し出現する場合もあります。

主な症状
  • かゆみを伴うミミズ腫れのような赤い発疹

  • 数時間で消え、再び別の部位に出ることもある

  • 症状が強い場合、顔や唇の腫れ、のどの違和感を伴うこともある

治療法

症状に応じて抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)を処方します。慢性的に繰り返す場合は、長期間の治療が必要になることもあります。
発疹が急速に広がったり、息苦しさ・唇の腫れなどがある場合は、すぐに受診しましょう。

子どもに赤い発疹ができた場合にはご相談ください

発疹は、比較的よく見られる皮膚の症状です。しかし、このページでご紹介したような病気が原因になっているケースも少なくありません。また、かゆみから引っかいてしまい悪化する・感染拡大することもあります。
特に発疹が増える・拡大する、強いかゆみがある、水ぶくれになったといったような場合は、放置せずお早目に当院にご相談ください。