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小児内分泌疾患

小児内分泌疾患とは

小児内分泌疾患とは小児内分泌疾患とは、体内で分泌されるホルモンの量・働きに異常が生じる病気の総称です。
ホルモンは、お子さまの発達・代謝・体温調節などを支える重要な役目を担っています。そのため、小児内分泌疾患は、身長の伸び方・体重の増え方、思春期の始まり方、そして体調・気分などにおいて、影響を及ぼす可能性があります。
早期発見のためには、親御さまの「気づき」が大切になります。また、学校での健診・身体測定などが発見のきっかけになるということもあります。
背が伸びない・成長が早すぎる、第二次性徴が早い・遅いなど、「おかしいな」と感じたときには、お早目に当院にご相談ください。

主な小児内分泌疾患の一覧

小児内分泌疾患には、以下のようなものがあります。

成長に関する疾患

SGA性低身長症

お母さまのお腹の中での発育が遅く(子宮内発育遅延)、出生時に身長や体重が十分でなかったお子さまのうち、3歳になっても標準身長に追いついていないケースを指します。
多くはその後、標準身長に追いつきますが、一部、低身長が続きます。診断後は、成長ホルモンを使った治療により、改善を図ります。

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成長ホルモン分泌不全性
低身長症

脳下垂体から分泌される成長ホルモンの不足により、身長が伸びづらい病気です。体格が小さめ・成長スピードが顕著に遅いといった特徴が見られます。
血液検査・負荷試験などによる診断後は、成長ホルモンを使った治療を行います。

思春期早発症

本来よりも低年齢で乳房がふくらむ、体毛が濃くなる、声変わりをする等、第二次性徴が早く始まる病気です。骨の成熟が過度に進んで最終的に低身長になったり、心身のアンバランスからこころが不安定になったりすることがあります。治療により、進行をコントロールすることが可能です。

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思春期遅発症

本来よりも第二次性徴の始まりが遅れる病気です。体質による個人差の範囲に収まることもありますが、明らかなホルモンの分泌の不足、染色体異常が原因になっていることもあります。
正確な診断の上、治療の必要性を判断し、適切な対応・治療を行うことが大切です。

甲状腺の疾患

甲状腺機能亢進症
(バセドウ病など)

甲状腺ホルモンの過剰な分泌によって、体重減少・多汗・動悸・落ち着きのなさ・集中力の低下といった症状が引き起こされます。学校生活に支障をきたすケースも少なくありません。
診断後、適切な薬物療法・経過観察を行います。

甲状腺機能低下症(橋本病、先天性甲状腺機能低下症
など)

甲状腺ホルモンの分泌の不足により、倦怠感・むくみ・便秘・意欲の低下などの症状が引き起こされます。先天性の甲状腺機能低下症の場合、生後すぐに治療を行わなければ知能・発達に大きな影響を及ぼしますが、ほとんどは新生児スクリーニング検査で発見されます。
代表的な甲状腺機能低下症である橋本病は、特に思春期の女の子によく見られます。

副腎・性腺に関する疾患

先天性副腎過形成

副腎ホルモンをつくる働きが先天的に障害されている病気です。体内の塩分・水分バランスが崩れ、脱水症状が起こりやすくなります。また、女性器の発達に異常をきたすケースも見られます。
多くは、出生後すぐに症状が認められます。

性分化疾患

染色体やホルモンの働きが障害され、卵巣や精巣、外性器の発達に違いが生じる状態を指します。身体的な特徴に加え、将来的な性の捉え方にも影響するため、長期的かつ専門的なフォローが不可欠です。

小児内分泌疾患は早期発見と
サポートが大切です

小児内分泌疾患は、身体やこころの発達、そして社会生活に大きな影響を及ぼしかねない病気です。
多くの場合、早期発見と早期の適切な治療・対応によって、改善や安定が期待できますが、そのためには親御さまの「気づき」がとても大切になります。
身体の成長、こころの安定性などには個人差がありますが、少しでも「おかしいな」「気になるな」と感じたときには、お気軽に当院にご相談ください。