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【注意欠如・多動症(ADHD)】集中力がない・落ち着きがない(じっとしていられない)

ADHD(注意欠如・多動症)
とは

ADHD(注意欠如・多動症)とはADHD(注意欠如・多動症)とは、脳の働きの特性によって、以下のような傾向が見られる発達障害です。

  • 集中力が続きづらい(不注意)
  • じっとしていられない(多動性)
  • 思ったことをすぐに行動に起こしてしまう(衝動性)

こういった傾向は、特に学校生活で問題として表出しやすくなります。具体的には、授業中に立ち上がってしまう・歩き回ってしまう、友達とトラブルを起こす、課題に集中して取り組むことができないといったケースです。
ADHDは、親御さまの育て方・しつけ方とは関係なく、あくまで脳の働きの特性によって生じるものです。特性を理解し、工夫・環境調整をすることで、生活・学習のしやすさを改善することが可能です。

ADHD(注意欠如・多動症)によくみられる特徴

ADHDには、不注意・多動性・衝動性の傾向が見られます。
ただ、お子さまによって現れ方・強さは異なります。

不注意の特徴

  • 集中力が持続せず、課題・遊びにすぐに飽きる
  • 忘れ物、紛失物が多い
  • 宿題や作業などを最後までやることが難しい

「ヤル気がない」「不真面目」と評価されやすい特徴ですが、実際はそうではなく、あくまで脳の注意力に対するコントロールがうまくできないことが原因となります。

多動性の特徴

  • 授業中などに立ち上がってしまう、歩き回ってしまう
  • 手足など、常に身体を動かしてしまう
  • お喋りをやめられない、静かに過ごすことが難しい

「落ち着きがない」と見られがちな特徴です。ただ、多動性は比較的、成長と共に改善していくケースが多くなります。

衝動性の特徴

  • 思ったことをすぐに行動に移してしまう
  • 思ったことをすぐに口に出してしまう
  • 順番を待つことが苦手、割り込みをしてしまう
  • 怒りっぽい

「わがまま」「自分勝手」と捉えられがちな特徴です。実際は、脳の衝動を抑える機能が弱いことが原因になっています。

その他の特徴

  • 物事の優先順位をつける、計画を立てることが苦手
  • 整理整頓が苦手
  • 提出物などの締め切りを守れないことが多い

ADHD(注意欠如・多動症)の原因

ADHDは、以下のような要因が重なることで生じるものと考えられています。
親御さまの育て方・しつけ方、あるいはお子さまご本人の努力不足などは関係ないことが、これまでに多くの研究によって明らかになっています。

遺伝的な要因

複数の遺伝子が関与し、一定の遺伝性が認められます。ADHDの血縁者がいる人は、そうでない人と比べて、ADHDを抱えていることが多くなります。

脳の発達の違い

注意・衝動・計画性などにかかわる前頭前野や神経伝達物質の働きが通常とは異なり、これが集中力の不足や衝動性につながるものと考えられています。

環境要因の関与

一部の環境要因も、ADHDへの影響が指摘されています。具体的には、睡眠不足、不規則な生活リズム、強いストレスなどが挙げられます。

保護者の方へ

繰り返しとなりますが、ADHDは親御さまの育て方・しつけ方とは関係なく生じます。
ちょっとした工夫、環境調整によって、特徴の発現を抑えたり、問題化を防いだりといったことが可能です。
何かご不安があるという場合には、お早目に当院にご相談ください。

受診を検討いただきたい目安

集中力や行動には個人差があり、またその日の体調・気分によっても異なります。
ただし、以下のような状態・様子が続く場合には、一度当院にご相談ください。

受診を検討いただきたい目安
  • 園・学校などで「集中力がない」「落ち着きがない」「トラブルが多い」などの指摘を受けた
  • 家庭学習、片付けなどのルールが守れず、親御さまの負担が大きくなっている
  • 癇癪を起こすことが多く、本人や周囲が困っている
  • 発達特性なのか性格によるものなのか、見極めたい

上記の項目に該当したからといって、必ずしもADHDなどの発達障害であるというわけではありません。また、当てはまらないから大丈夫というわけでもありません。
お子さまの発達に関連して、お子さまご本人または親御さまが少しでも不安になっていたり、困っている場合には、お気軽に当院にご相談ください。
特性の正確な把握、適切な支援の実施により、不安を和らげながら、お子さまの力を伸ばしていくことが可能です。